生命知から、トラウマを解き明かす

私たちの深淵には知られざる生命知(life intelligence)が息づいています。

意識、意思、思考。

感情の揺らぎ、神経の昂り。

細胞ひとつひとつの営み。

生命知とは、生命が自ら律動し調整し生きようとするプロセスであり、叡智そのものです。私たちのシステムは、幾層にも重なり合う生命知のレイヤーによって緻密に支えられています。

この調和が崩れ、システムが破綻し、全身性の機能不全に陥る――これがトラウマです。

心理学だけでも

神経系だけでも届かない深淵へ。

生命知からトラウマを解き明かす、

シンプルかつ細やかな、統合的フレームワーク。

Humanity and Science

語りと営み

ひとが生きることの意味を探究する「語り」と、生命の生理学的な機序を解明する「営み」。

これら二つの視点を統合した「生命知」のフレームワークから、生命の全階層からトラウマの全体像を紐解いていきます。

*Humanity -語り-

死生学、哲学、心理学、人類学的な視点をもつアプローチ。 人は自らの生と死をどう語るのか。 世界をどう体験し、自己という存在をどう位置づけるのか。主観的な体験の連続性と、存在の意味を問い続けます。

*Science -営み-

理学療法学、運動生理学、神経生理学、細胞生理学的な視点を包含するアプローチ。 生命システムはいかなる営みを続けているのか。 生理学的な事実に基づいて生体の構造と機能を捉え、トラウマ症状を解明します。

Somatic Experiencing

心理療法を超えて

トラウマは心の問題であるだけでなく、神経系・循環器系・免疫系・代謝系など生体システムの全身的な調整不全です。

言葉・思考・心理は私たち人間にとって重要な営みですが、生命全体でみれば、それはごく表層の一つのレイヤーにすぎません。多くの心理療法は言葉と思考のレイヤーに注目しますが、トラウマワークにおいてはさらに深い階層までアプローチしていく必要があります。表層の薄い皮だけを剥がしても、根本的な解決には至らないからです。

当ルームでは、SE(Somatic Experiencing®)を心理療法のひとつとしてではなく、慢性疲労や炎症などの身体的な不調や、文化社会民族・世代間トラウマ、変性意識状態のトラウマにまで幅広く対応しうる総合的なアプローチであると考えています。表に現れる行動や心理の下に積み重なる神経生理や細胞レベルのレイヤーにも注目し、「Humanity and Science(人間学と科学)」の視点から捉え直す統合的フレームワークを用いたセッションを提供しています。


心だけでも身体だけでもない、生理学的な機序(Science)と一人の人間としての実存的な体験(Humanity)を統合することにより、 誰もが本来持つ自己調整能力の回復を全身的にサポートします。

Session

対面・タッチ・オンライン

Profile

   

浅野 実子  Noriko Asano

*Humanity and Science Lab主宰
*Somatic Experiencing® Practitioner
*理学療法士

理学療法士として大学病院および離島の総合病院にて急性期から慢性期まで多様な疾患の臨床にあたったほか、JRATの災害派遣活動にも参加。また人間学(心理学専攻)でも学位を取得しており、理学療法、医療、心理学など広範囲にわたる経験と知見を生かし、現在はSEの実践者としてタッチワークを中心としたセッションを提供している。SEの公式トレーニングアシスタントとしても活動中。

並行してHumanity and Science Lab(ひと科学研究所)を主宰。多角的な視点をまとめる統合的フレームワークを開発し、トラウマの複雑な構造様態をシンプルかつ誠実に解き明かす研究に取り組む。

さらに現在は大学院にて死生学・哲学の観点から「人間存在とは」「生と死とは」を探究中。HumanityとScienceを軸に、生理学からシャーマニズムまでを広く包含する学際的な研究を目指し、取り組んでいる。デザイナーでもあり、クリエイティビティのための余白がSEの魅力だと感じている。

PAGE TOP